マンション2棟が爆発…都市ガス漏れ、下水伝わり屋内に

2011年9月8日午前6時半ごろ
江蘇省泰州市で
マンション群「左岸名都小区」の4号楼と16号楼でほぼ同時に爆発が発生
数十世帯が被害を受け、少なくとも5人が負傷した。
うち3人は重傷で、9日午後に上海市内の病院に搬送された。命が危険な状態は脱したという。
具体的にどれだけの世帯で爆発が発生したかは伝えられていない。

爆発が発生したマンション建物の周囲は、
各世帯から飛散したさまざまな破片が散乱していたという。

泰州市当局が調べたところ、
地下に敷設していたガス管の溶接部分が破裂し、
漏れたガスが下水道を伝わり、マンションの複数の室内に入ったと分った。
ガス濃度は徐々に高まり、一定限度になったところで何らかの原因で引火して爆発した。

最もひどい爆発が発生したのは、
住人3人が重傷を負った16号楼の206室で、
ガスが空気より軽いために汚水管を上方に向かって進んだので、
2階以上でも爆発が発生したとみられている。

マンション住人の1人によると、
同日午前6時ごろにガスの臭いに気づいてガス会社の「ホットライン」に何度も電話した。
だれも受話器を取らなかったという。
マンション管理人にも連絡したところ、
管理人はすぐ来て、床のタイルの隙間からガスが吹き出ていることを確認した。

管理人は敷地内のマンション全体へのガス供給を止める元栓が入ったボックスの鍵を
保管している場所が分らず、ガスを止めることができなかった。
住民に避難を呼びかけることもしなかったので、
30分近くも手をこまねいて「見ていただけ」だった。
住人らは、管理人の不手際と怠慢で防止できたはずの爆発が発生したと、憤慨した。

一方、爆発発生後に駆けつけたガス会社の作業員も、
携行するはずの「ガスの元栓が入ったボックスの合鍵」を持っておらず、
爆発発生後もかなり長い時間にわたって、ガスは噴出しつづけたという。

爆発が発生した2棟以外にも、ガスが漏れていた建物があったとみられている。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0912&f=national_0912_175.shtml

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