相次ぐ瓶爆発…名門・燕京ビール「発展途上国、やむなし」

2011年9月
中国ではビール瓶の爆発が相次いでいる。
15日にも河南省鄭州市でビール瓶が爆発した。

多発する「ビール瓶爆発事故」では、
製造後2年以上が経過した瓶の場合が多い。
爆発した瓶そのものの製造年は確認できなかったが、
同時に購入した瓶9本のうち8本は製造後2年以上が経過しており、
うち1本は「B」の刻印がない16年以上経過したものだった。

中国では、最近になり大きく報道されたものだけでも、
十堰市(四川省)、鄭州市(河南省)、ライ州市(山東省)、南昌市(江西省)など、
各地でビール瓶の爆発が発生している。
爆発時の状況は家庭内で、飲食店で、運送時など、さまざまだ。(「ライ」は草かんむりに「來」)

中国政府は1995年にビール瓶の基準を定め、
合格した瓶には「B」の文字と、製造年の刻印をすることを義務づけた。
使用年限については「最大で2年間」を推奨した。
山東省ライ州市で発生したビール瓶の爆発では、
同時に購入した瓶に「1999年製造」の刻印があった。製造後12年ということになる。

燕京ビールの「責任者」はビール瓶爆発が相次いでいることについて
主な原因は中国が発展途上国であることだ」と述べた。
そのため、「製造後2年までの使用」という国の推奨基準を「守ることは不可能」という。
同責任者は「米国だったら、あるいは守れるかもしれない」と述べた。

同「責任者」の氏名は伝えられていない。

多発するビール瓶の爆発に、消費者の不安も高まっている。
爆発するビール瓶は「爆瓶」などと呼ばれるようになった。

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