ガス漏れ、電源切る、停電と誤解、ローソク使用、爆発

2011年7月17日午後8時半ごろ
湖北省武漢市内の飲食店「野味餐庁」の厨房でガス漏れが発生。
引火して火災が発生した。
火災は厨房内で消し止められたが、従業員は危険防止のため、全館の電源を切った。
店内は照明が消え、真っ暗になった。

客室担当係は厨房での事故を知らず、
通常の停電と思いローソクに火をともした。
とたんに周囲に漏れ出ていたガスに引火して爆発した。

爆風で店入り口や窓のガラスが割れ、
20メートル以上はなれた路上にも飛散した。
店内で5人がやけどなどの負傷をした。
店の外でも通行人1人がガラスの破片で負傷した。
店の経営者も顔や足にやけどをしたが、生命の危険はないという。

中国では現在でも、停電の発生率が高い。
設備の故障、電力供給能力の不足など原因はさまざまで、
2010年には「温暖化ガス排出削減ノルマ」の達成のため、
各地政府が強引に「計画停電」を実施して、社会的問題になった。
停電がそれほど珍しくないために、
全館の電源が切れても、従業員がそれほど不思議に思わず、
ただちにローソクに点灯したと考えられる。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0719&f=national_0719_058.shtml

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