早朝の街で轟音・地響き…化学工場で爆発、過去1年で3回目

2011年7月12日午前6時前
安徽省蚌埠市禹会区の八一化工股フェン有限公司で
原料タンクが爆発、炎上した。
爆発当時現場にいた作業員3人が衣服に火が燃え移るなどでやけどをした。
同工場の爆発事故は2010年7月と2011年5月に続き、今回で3回目。
住民の間で、不信と不安が広がった。

同区に住む陳さんは、まだ寝ていた。「ドン」という巨大な音で叩き起こされたが、
まだ夢の続きを見ているような意識状態だ。
次に強い衝撃波がやってきて、建物が揺れた。「地震だ!」と思い、あわてて屋外に逃げた。
すると、2キロメートルほど離れた八一化工の工場から、きのこ雲が立ち上っているのが見えた。
同時に「バチバチ」という音が聞こえてきた。「まるで、爆竹の束に点火したみたいだった」という。

「去年も大爆発をやらかしただろう。またか」――。
陳さんは、ため息をつきながら、ゆっくりと自室に戻った。

爆発事故を繰り返していることについて、工場責任者は「よく分からない」と言いつつも、
管理面に問題があるかもしれないと認めた。

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