一家外出、帰宅して玄関開けたら中は「テレビ爆発現場」

2011年8月25日
浙江省金華東陽市内のマンションの王さん宅にて液晶テレビが爆発
壁のタイルがはがれ落ちるなど、かなりの威力がある爆発だったと考えられる。
住人一家は外出していて無事だった。

王巧波さんは、約半年前に廈華電子製の32インチ・液晶タイプのカラーテレビを購入した。
一家5人は8月25日午後、行楽のために外出した。

マンションの別の部屋にすむ女性によると
午後1時ごろ、建物の外で知人と立ち話をしていたところ、
「ドン」という大きな音が聞こえた。
「いきなり、タイヤが爆発するような音がした。
立ち話をしていた2人とも、飛び上がって驚いた」という。
しかし周囲を見ても、特に異変はなかった。

王巧波さんの父親は用事があり、
午後4時ごろ先に帰宅した。
玄関を開けると室内には煙が立ち込めていた。
「部屋の中が、出かける前とはまるで違う光景になっていた」という。

床の上には灰が積もり、1歩進むたびに足跡ができた。
テレビや壁のタイルの破片が一面に散らばっていた。
テレビを置いていた居間だけでなく、
厨房の天井や壁、ガラス戸にも黒いすすがこびりついていた。

王さんの父親は携帯電話で家族に連絡した。
全員が急いで帰ってきたが、家族だけでは片付けに時間がかかりすぎるので人を雇った。
アルバイト料を含め損害額は数万元(5万元=約60万日本円)にのぼるとみられる。

販売店に連絡したところ、
責任者らがやって来て、テレビを調べた。
責任者は「テレビの中のコンデンサーが爆発した」と認めた。

販売店責任者は、
「片付けや清掃が終わったら、費用すべてについて請求書を出してほしい。
損害を全額賠償する」と王さんに告げた。
王さんは「なかなかしっかりした対応だ」と、店側の対応に納得している。

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