医薬品工場で爆発…周辺の住宅で窓・ベランダなど破壊

2011年9月11日午前3時半ごろ
江蘇省泰州泰興市内の医薬品工場、康泰医薬化工有限公司で爆発が発生

同工場の創業は1978年。
抗生物質のクロラムフェニコールの原料となるニトロアセトフェノンを主に生産していた。
これまでのところ、原料タンクのひとつが老朽化して密閉が不完全になり、
空気を吸い込んだことが爆発につながったと考えられている。

爆発が発生した棟の窓ガラスや換気扇が外に吹き飛び、
周辺は煙で覆われ強い薬品臭が立ち込めた。
工場内部も破壊された。煙突1本は裂けて花が開いたようになった。

工場から約100メートル離れた場所には住宅街があり、
窓ガラスなどが破壊された。

住人のひとりによると「爆発音で起こされた。
爆発音そのものはそれほど大きくなかったが、
建物が振動して、窓ガラスが割れた」という。ベランダが破壊された家もあるという。

爆発した原料タンクは10年ほど前に導入したという。
工場側は、「爆発の範囲はそれほど大きくない。従業員2人が軽傷を負った」と説明した。

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