省エネ空調機、実は大うそ…規則の抜け穴をかいくぐり販売

2011年9月
中国で、家庭用としては認められない電力効率が悪い空調機が、
家電量販店などで一般消費者向けに売られていることが分った。
大手メーカーの美的製で、販売員が「省エネタイプです」と説明したとして、
購入者が訴訟を起こす例も発生している。中国新聞社が報じた。

中国政府は空調機をエネルギー効率にもとづいて分類し、
2010年6月には
「家庭用空調機」については「3級以上の製品しか販売できない」との規則を施行した。
しかし美的が「商業用」の名目で生産した電力効率が悪い空調機が、
一般市民が多く利用する家電量販店などで販売されている。
空調機の省エネ性を定めた規則が販売場所に制限を設けていないという、
「抜け穴」を利用したものという。

店員が「省エネタイプです」と説明する場合があるため、
購入者との間にトラブルが発生している。

広東省深セン市では、
購入者が「美的は、一般消費者向けに販売できないエアコンを量販店で販売していた。
規則違反だ」として訴訟を起こした。

福建省泉州でも同様のトラブルが発生したが、購入者と美的は和解したという。
和解内容は明らかにされていない。

美的はシェア率向上などによる経営規模拡大と利益率の向上を経営目標としている。
2011年上半期(1-6月)の実績で、
売上高は前年同期比58.97%増の620億3700万元で、
うち空調機と関連部品は売上高全体の68.53%を占める425億元だった。
しかし、同期の純利益は19億7500万元で前年同期比で13.64%しか伸びていない。

省エネ性能で1級に認められた空調機の価格は、
美的が量販店などを通じて販売している「5級」の製品の2倍程度だ。
美的は経営目標に「高付加価値商品への注力」を掲げながら
性能の劣る商品を“強引に”販売し、利益率も向上させられないでいる格好だ。

美的は利益の伸び悩みを「レアアース価格の上昇で、コストが上昇したため」と説明した。
美的製の空調機は、中国の他のメーカーの空調機と同様、爆発事故も起こしているとされる。
ただし、美的は責任を否定したため訴訟も起きた。

美的製品ではその他にも
冷蔵庫、電子レンジ、電磁調理器、電気式圧力鍋などで爆発が伝えられている。

早朝の化学薬品販売店で爆発…被害甚大、駐車車両も全焼

2011年9月26日午前7時半ごろ
河南省鄭州市、中陸化工城内の工業用化学薬品を扱う店で爆発が発生
中陸化工城全体に「ドカン」という爆発音が響きわたり、地面が振動した

爆発を起こした商店は、シャッターや店前面のガラス壁が吹き飛んだ。
周囲の商店3軒も、壁が崩れてシャッターがねじれるように変形した。
近くの道路は飛散した瓦礫(がれき)で覆われた。
その他、店内に陳列していた商品がすべて吹き飛ばされた化粧品販売店もある。

爆発を起こした商店の前に駐車していたワゴン車は炎上。
駆けつけた消防が消火したが、全焼した。
近くでは、瓦礫に埋まった自転車やオートバイもあった。

よそ半径100メートルの範囲にあった建物に被害が出た。
商店主のひとりは、「店内を掃除していたら、轟音が響き、
次の瞬間に窓ガラスがすべて砕けて飛び散った。
地震と思い、あわてて建物の外に逃げた人もいる」と述べた。

爆発の原因は不明。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0927&f=national_0927_160.shtml

作動中の治療機器が爆発、産婦人科診療所が破壊される

2011年9月24日午後4時ごろ
広東省深セン市宝安区内の産婦人科診療所で大型の光線治療器が爆発
診療所の窓ガラスはすべて割れ、空調や一部医療機器が窓から外に飛んだ。
起動した直後で、診察室に患者などはおらず、同爆発で死傷者は出なかった。

同機器を操作していた診療所職員によると、
起動した直後に何かが焦げるような臭いを感じたので、
ただちにスイッチを切り、部屋の外に逃げた。
しかし1分ほどした後、室内で機器が「ドーン」という音を出して爆発し、炎と煙を噴出した。
診療所職員は患者をすべて建物外に避難させた。

診療所は建物2階にある。
1階にある飲食店経営者によると、轟音とともに建物全体が振動した。
その直後に建物2階部分から飛び散ったガラスが店の前に落ちてきた。
外に出て診療所の様子を見ると、窓から濃い煙が噴き出していた。
店に客はおらず、近くを歩いていた人もいなかったので、けが人は出なかったという。

爆発にともない火災が発生したが、消防が消し止めた。
今のところ、機器内部の電気回線のショートとみられているが、
診療所の責任者が出頭しないので、
爆発を起こしたの光線治療器を製造した会社や型式、
さらに操作が妥当であったかどうかは、分っていないという。
日本光線療法協会によると、
光線療法用の機器は主に光源の種類によりいくつかに分類できるが、
いずれにせよ日本では厚生労働省の認可が必要で、安全基準も厳格だ。

同協会は、
「厚生労働省が認可した製品を正しく使えば、光線治療用の機器は、まったく安全。
まして、爆発事故などは考えられない。ただし、部品については、必ず正規品を使ってほしい。
粗悪なコピー商品は絶対に使わないでほしい」と説明した。

地下鉄工事現場で爆発、飛散した鉄板が住宅を直撃

2011年9月22日午前9時10分ごろ
浙江省杭州市内の工事現場でクレーン機が爆発

工事関係者によると「かなりの規模の爆発だったが、
化学薬品などを使っていたわけではなく、クレーン機が突然、破裂した」という。

事故発生当時、クレーン機などを操作している人はおらず、同関係者は
「気候の変化で、一部の部品が熱膨張と収縮を繰り返して、破裂したのではないか」と述べた。

爆発で長さ1辺1メートルの四角形に近い鉄板が飛散し、
一部が住宅のひさしや窓の鉄格子を破壊した。
室内にいた80代の女性ひとりが、驚いて気を失ったという。
大きな音と振動に驚いて泣き出す子もおり、現場は騒然とした。

地下鉄工事を請け負っていた杭州地鉄集団は
「掘削工事を正常に行っていたが、
クレーン機の1台の軸受けが異常過熱して、
シリンダー部分が破壊され飛び散った」などと発表した。

工事現場北側の集合住宅1棟、
南側の店舗でガラスが割れるなどの被害が発生し、
バス1台と一般人が所有する自動車2台が軽微にも軽微な損害が出た。
被害者には補償を行うという。

脱毛剤が爆発…化粧台に瓶破片と液が飛び散る

2011年9月15日午前4時ごろ
甘粛省蘭州市鄭家台にある蘭州第一中学の職員宿舎で脱毛剤の瓶が爆発

女性は1人暮らしで寝ていたが、爆発音に驚いてベッドの下に転げるようにして逃げた。

電灯をつけると、ベッドのそばの化粧台に置いていた脱毛剤の瓶が爆発していた。
瓶の破片が飛び散り、脱毛剤の液が化粧台をべっとりと覆っていた。
室内の別の場所においていた陶器の工芸品も瓶の破片が当たって一部が割れたという。

発泡式の脱毛剤で、使用期限は2011年3月だった。
ただし、容器にもともと欠陥があった可能性もあり、
地元当局が爆発の原因を調べる方針だ。
持ち主の女性によると、爆発をおこした脱毛剤は市内の大手化粧品専門店で購入したという。

豆腐店でボイラー爆発、100kgが60m飛び寮に突入

2011年9月19日午前7時半時ごろ
北京市昌平区天通苑近くの豆腐店でボイラーが爆発

噴出した蒸気で、店内一面に燃料の石炭が飛び散った。
豆腐店と両隣の店は、入り口のガラスなどが砕けた。火災は発生しなかった。

やけどをした男性によると、
店に入ったとたんにボイラーがジュージューと異常な音を出し始めた。
店主が見当たらなかったので、
呼ぼうと思ったとたんに底部が炸裂して、蒸気を噴出しながら飛んでいった」という。

ボイラーは60メートルほど飛行し、
市場の警備員の寮近くのコンクリートの通路に落ち、
はね上がって寮の空調屋外機に当り、さらに室内に飛込んだ。

警備員のひとりによると「室内では4人ほどの警備員が寝ていた。
外から『ガン』という大きな音が聞こえ、
次の瞬間に黒い大きな物体が幅2メートルの入り口を粉砕して、中に飛び込んできた。
落ちたのは私がいた場所から2メートルもない位置だった。肝をつぶした」という。
豆腐店は、店舗スペース使用の契約が切れたため、19日が最後の営業日だった。
豆腐を新たに作る必要もなくなったので、ボイラーの火を落とした直後に爆発したという。
店主は「爆発するとは思いもよらなかった」と述べた。

やけどをした男性は病院に運ばれ手当てを受けたが、それほどひどい状態ではないという。

相次ぐ瓶爆発…名門・燕京ビール「発展途上国、やむなし」

2011年9月
中国ではビール瓶の爆発が相次いでいる。
15日にも河南省鄭州市でビール瓶が爆発した。

多発する「ビール瓶爆発事故」では、
製造後2年以上が経過した瓶の場合が多い。
爆発した瓶そのものの製造年は確認できなかったが、
同時に購入した瓶9本のうち8本は製造後2年以上が経過しており、
うち1本は「B」の刻印がない16年以上経過したものだった。

中国では、最近になり大きく報道されたものだけでも、
十堰市(四川省)、鄭州市(河南省)、ライ州市(山東省)、南昌市(江西省)など、
各地でビール瓶の爆発が発生している。
爆発時の状況は家庭内で、飲食店で、運送時など、さまざまだ。(「ライ」は草かんむりに「來」)

中国政府は1995年にビール瓶の基準を定め、
合格した瓶には「B」の文字と、製造年の刻印をすることを義務づけた。
使用年限については「最大で2年間」を推奨した。
山東省ライ州市で発生したビール瓶の爆発では、
同時に購入した瓶に「1999年製造」の刻印があった。製造後12年ということになる。

燕京ビールの「責任者」はビール瓶爆発が相次いでいることについて
主な原因は中国が発展途上国であることだ」と述べた。
そのため、「製造後2年までの使用」という国の推奨基準を「守ることは不可能」という。
同責任者は「米国だったら、あるいは守れるかもしれない」と述べた。

同「責任者」の氏名は伝えられていない。

多発するビール瓶の爆発に、消費者の不安も高まっている。
爆発するビール瓶は「爆瓶」などと呼ばれるようになった。

医薬品工場で爆発…周辺の住宅で窓・ベランダなど破壊

2011年9月11日午前3時半ごろ
江蘇省泰州泰興市内の医薬品工場、康泰医薬化工有限公司で爆発が発生

同工場の創業は1978年。
抗生物質のクロラムフェニコールの原料となるニトロアセトフェノンを主に生産していた。
これまでのところ、原料タンクのひとつが老朽化して密閉が不完全になり、
空気を吸い込んだことが爆発につながったと考えられている。

爆発が発生した棟の窓ガラスや換気扇が外に吹き飛び、
周辺は煙で覆われ強い薬品臭が立ち込めた。
工場内部も破壊された。煙突1本は裂けて花が開いたようになった。

工場から約100メートル離れた場所には住宅街があり、
窓ガラスなどが破壊された。

住人のひとりによると「爆発音で起こされた。
爆発音そのものはそれほど大きくなかったが、
建物が振動して、窓ガラスが割れた」という。ベランダが破壊された家もあるという。

爆発した原料タンクは10年ほど前に導入したという。
工場側は、「爆発の範囲はそれほど大きくない。従業員2人が軽傷を負った」と説明した。

タイヤが爆発・炎上…車主の目の前で新車が全焼

2011年9月13日午前2時10分ごろ
浙江省杭州市内のマンションで
停車中の乗用車のタイヤが爆発

車主はタイヤが爆発する音を聞き、自宅を出て駆けつけた。
タイヤ付近からすでに火が出ており、徐々に勢いが強くなった。

消防が駆けつけたが、現場に通じる道路が狭く、消防車が近づけなかった。
消火栓などの設備もなく、消防士は消火器とバケツリレーで対応した。

火はなかなか収まらず、
車主の目の前で、買ったばかりの乗用車が全焼
「目もあてられない状態」になってしまったという。

マンション2棟が爆発…都市ガス漏れ、下水伝わり屋内に

2011年9月8日午前6時半ごろ
江蘇省泰州市で
マンション群「左岸名都小区」の4号楼と16号楼でほぼ同時に爆発が発生
数十世帯が被害を受け、少なくとも5人が負傷した。
うち3人は重傷で、9日午後に上海市内の病院に搬送された。命が危険な状態は脱したという。
具体的にどれだけの世帯で爆発が発生したかは伝えられていない。

爆発が発生したマンション建物の周囲は、
各世帯から飛散したさまざまな破片が散乱していたという。

泰州市当局が調べたところ、
地下に敷設していたガス管の溶接部分が破裂し、
漏れたガスが下水道を伝わり、マンションの複数の室内に入ったと分った。
ガス濃度は徐々に高まり、一定限度になったところで何らかの原因で引火して爆発した。

最もひどい爆発が発生したのは、
住人3人が重傷を負った16号楼の206室で、
ガスが空気より軽いために汚水管を上方に向かって進んだので、
2階以上でも爆発が発生したとみられている。

マンション住人の1人によると、
同日午前6時ごろにガスの臭いに気づいてガス会社の「ホットライン」に何度も電話した。
だれも受話器を取らなかったという。
マンション管理人にも連絡したところ、
管理人はすぐ来て、床のタイルの隙間からガスが吹き出ていることを確認した。

管理人は敷地内のマンション全体へのガス供給を止める元栓が入ったボックスの鍵を
保管している場所が分らず、ガスを止めることができなかった。
住民に避難を呼びかけることもしなかったので、
30分近くも手をこまねいて「見ていただけ」だった。
住人らは、管理人の不手際と怠慢で防止できたはずの爆発が発生したと、憤慨した。

一方、爆発発生後に駆けつけたガス会社の作業員も、
携行するはずの「ガスの元栓が入ったボックスの合鍵」を持っておらず、
爆発発生後もかなり長い時間にわたって、ガスは噴出しつづけたという。

爆発が発生した2棟以外にも、ガスが漏れていた建物があったとみられている。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0912&f=national_0912_175.shtml

マンション100世帯で家電が同時に爆発

2011年9月3日午後
重慶市のマンション2棟の住宅100世帯と同じ建物に入居している20余りのテナントで、
家電製品が一斉に爆発

爆発が起きたマンションの4階に住む劉さん夫妻は、当時テレビを見ていた。
突然「パン」という大きな爆音とともに画面が真っ暗になり、
黒い煙が噴き出たという。
さらに、冷蔵庫やエアコン、パソコンからも黒い煙が立ち上がったため、
劉さんは慌ててブレーカーを切り、妻と2人で外に逃げたという。

2階でインターネット・カフェを経営する林さんは、
「店内にいた100人余りのお客さんは先に帰らせたから、ケガ人は出ていない」と話した。

林さんによると、3日午後、店内の電圧が低く、
半分以上のパソコンの電源が自動的にオフになっていた。
林さんが電力会社に問い合わせたところ、2人の作業員が修理に訪れた。
2人が店の奥にある変電設備の修復作業に取り掛かって10分もしないうちに、
店内のすべてのパソコン、ディスプレー、天井の照明が爆発したという。
修復作業時、流れる電圧が瞬間的に超過したのが原因だと林さんはみている。
http://www.epochtimes.jp/jp/2011/09/html/d70452.html

飲食店で爆発、階上の店から避難の最中にまた爆発

2011年9月5日午後6時半ごろ
山西省太原市内のビル1階に入居する飲食店で
プロパンガスボンベが爆発
通りに面したガラス戸や窓は、こなごなに砕け散った。
客は一斉に店外に逃げ出し、飛散した破片でけがをする客や通行人が出た。

建物2階にはインターネット・カフェがあり、
階下で発生した爆発に驚いて、客が逃げ出した。
人々が廊下や階段に出たときに、2回目の爆発が発生した。
階段にも炎が噴き出し、やけどをする人が出た。

現場近くにある商店の経営者によると、
爆発は4回発生した。
店の前を通っていた自転車などがなぎたおされた。
煙は建物3、4階の高さまで吹き上がったという。

同経営者によると、友人と一緒にいたときに1回目の爆発が発生した。
「よせ」というのに、爆発の様子を見ようと電動自転車に乗って店の近くにいった。
その直後に2回目の爆発が発生して、友人は「あわてふためいて戻ってきた」という。

負傷者10人のうち8人は男性で2人は女性。
男性8人と女性1人は軽傷だが、女性1人は重傷で手術を受けた
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0907&f=national_0907_218.shtml

レストランが開業1日目に爆発…記念の招待宴の最中

2011年8月8日午後0時40分ごろ
重慶市巴南区一品正街のレストラン〓Q味餐館(〓は「品」の「口」部分が「金」)

開業初日、経営者が親類や友人約40人を招いて宴会を開いていたところ、爆発
同爆発で同店経営者と従業員の5人、客の2人が負傷した。

消防関係者によると、厨房(ちゅうぼう)でレンジの火が弱くなったために、
従業員らがプロパンガスのボンベを交換。あらためて点火したとたんに爆発した。

ガス漏れ、電源切る、停電と誤解、ローソク使用、爆発

2011年7月17日午後8時半ごろ
湖北省武漢市内の飲食店「野味餐庁」の厨房でガス漏れが発生。
引火して火災が発生した。
火災は厨房内で消し止められたが、従業員は危険防止のため、全館の電源を切った。
店内は照明が消え、真っ暗になった。

客室担当係は厨房での事故を知らず、
通常の停電と思いローソクに火をともした。
とたんに周囲に漏れ出ていたガスに引火して爆発した。

爆風で店入り口や窓のガラスが割れ、
20メートル以上はなれた路上にも飛散した。
店内で5人がやけどなどの負傷をした。
店の外でも通行人1人がガラスの破片で負傷した。
店の経営者も顔や足にやけどをしたが、生命の危険はないという。

中国では現在でも、停電の発生率が高い。
設備の故障、電力供給能力の不足など原因はさまざまで、
2010年には「温暖化ガス排出削減ノルマ」の達成のため、
各地政府が強引に「計画停電」を実施して、社会的問題になった。
停電がそれほど珍しくないために、
全館の電源が切れても、従業員がそれほど不思議に思わず、
ただちにローソクに点灯したと考えられる。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0719&f=national_0719_058.shtml

開業初日、準備中に爆発…飲食店でボンベの栓しめ忘れ

2011年6月13日午前7時ごろ
山東省済寧市金郷県の飲食店で
開業初日、店を開ける準備をしていた。
経営者が食材を仕入れて店に到着したところ、ガス臭を感じた。
「まずい」と思い、換気扇のスイッチを入れたとたんに爆発

本来は窓を開けるなどでガスを逃がすべきだが、
あわてて電気器具を使ったことで、
スイッチまたはモーター部分の電気火花が引火したとみられる。

爆発で厨房部分の屋根が吹き飛び、壁にも大きな亀裂ができた。
窓ガラスは吹き飛び、店正面のシャッターもねじ曲がった。
店の前の道路には、ガラスや屋内からの飛来物が散乱した。

消防の調べによると、プロパンガスのボンベの栓が開いていた。
爆発当日はガスをまだ使っておらず、前日夜にしめ忘れたと分かった。
早朝の街に大きな爆発音が鳴り響いたため、
驚いて寝間着姿のまま自宅を飛び出した人も多かった。
爆発で周辺の建物も震動したので、最初は地震と思った人もいるという。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0614&f=national_0614_141.shtml

バイオ企業の倉庫で火災、魚の油入った大型タンク爆発

2011年9月5日午前1時40分ごろ
浙江省島嶼(とうしょ)部舟山市にある普陀新諾佳生物工程公司の倉庫で火災が発生
火災により、倉庫内の魚から抽出した油を保管する大型タンクが爆発

消防が駆けつけた時には、すでに爆発した高さ約5メートルのタンクが、炎上中だった。
倉庫全体が熱と爆風で奇妙な形にねじまがり、
夜空に向かって炎を噴き上げていた。
倉庫内には他にも油を入れる容器が約100個あり、多くは油が入った状態だった。

消火作業を続けている間にも、倉庫内で油の容器などが次々に爆発し、
そのたびにごう音が響いた。
消防は残った大型タンクの誘爆を避けることに重点を置き、
放水で冷やした上で、粉末消火器を用いた。

出火場所と原因は分かっていないが、工場作業員によると、
火災発生直後には備え付けの粉末消火器で初期消火に努めたが、
火の回りが早くて役に立たなかった。
倉庫内の床は油などで相当に汚れており、
火の粉が飛び散り落下するたびに、床の油が燃え出したという。

修理中の空調屋外機が爆発、作業員が4階から転落

2011年8月23日
湖南省婁底市電信大院4階にある「格力(Gree、グリー)」製空調屋外機が、修理中に爆発
圧縮機(コンプレッサー)部分が爆発したとされている。

作業をしていた李さんによると、
「安全ベルトをしていたが、作業中に突然爆発した。その瞬間、何もわからなくなった」という。
李さんは4階から転落し、全身を強く打って骨折した。
一時は極めて危険な状態だったが、8月末までに意識を取り戻した。
ただし、当面は入院して治療する必要があるという。

爆発した空調機は取り付けられて4カ月だった。
冷房がきかなくなり、李さんが22日に検査して冷却剤の追加が必要と判断。
翌23日午前に再び訪れて作業をしていたところ、爆発した。

中国では、空調機の爆発が時おり発生している。
特に「格力」製空調機は爆発が多いとされている。
8月23日に発生した爆発の原因について、
婁底新聞網は「格力」本社に問い合わせを複数回したが、9月4日現在、回答はないという。

「格力」はこれまで、「よい空調は、格力が作る」や
「信用・責任・奉仕・赤字覚悟」、
消費者を、実験台にはいたしません」などの広告文句で
消費者に「信頼の品質」をアピールしてきた。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0905&f=national_0905_170.shtml

格力

一家外出、帰宅して玄関開けたら中は「テレビ爆発現場」

2011年8月25日
浙江省金華東陽市内のマンションの王さん宅にて液晶テレビが爆発
壁のタイルがはがれ落ちるなど、かなりの威力がある爆発だったと考えられる。
住人一家は外出していて無事だった。

王巧波さんは、約半年前に廈華電子製の32インチ・液晶タイプのカラーテレビを購入した。
一家5人は8月25日午後、行楽のために外出した。

マンションの別の部屋にすむ女性によると
午後1時ごろ、建物の外で知人と立ち話をしていたところ、
「ドン」という大きな音が聞こえた。
「いきなり、タイヤが爆発するような音がした。
立ち話をしていた2人とも、飛び上がって驚いた」という。
しかし周囲を見ても、特に異変はなかった。

王巧波さんの父親は用事があり、
午後4時ごろ先に帰宅した。
玄関を開けると室内には煙が立ち込めていた。
「部屋の中が、出かける前とはまるで違う光景になっていた」という。

床の上には灰が積もり、1歩進むたびに足跡ができた。
テレビや壁のタイルの破片が一面に散らばっていた。
テレビを置いていた居間だけでなく、
厨房の天井や壁、ガラス戸にも黒いすすがこびりついていた。

王さんの父親は携帯電話で家族に連絡した。
全員が急いで帰ってきたが、家族だけでは片付けに時間がかかりすぎるので人を雇った。
アルバイト料を含め損害額は数万元(5万元=約60万日本円)にのぼるとみられる。

販売店に連絡したところ、
責任者らがやって来て、テレビを調べた。
責任者は「テレビの中のコンデンサーが爆発した」と認めた。

販売店責任者は、
「片付けや清掃が終わったら、費用すべてについて請求書を出してほしい。
損害を全額賠償する」と王さんに告げた。
王さんは「なかなかしっかりした対応だ」と、店側の対応に納得している。

地下敷設の高圧電線が爆発…轟音3回、マンホールから白煙

2011年8月29日午後3時15分ごろ
広東省広州市越秀区北京路李白巷にある
変電施設に通じる地下敷設の高圧電線が爆発した。

付近にいた人によると、地下で轟音が「ドン、ドン、ドン」と3回響き、
マンホールから白い煙が噴き出してきたという。

変電施設ではブレーカーが落ちたため
北京路東側で約100メートルにわたり商店などが、一斉に停電した。

北京路東側の約100メートルでは、
停電した建物と電力を正常に使えた建物と入り混じる格好になった。
無計画に電力線をつなげてきたので
「どの線がどの建物につながっているか、ごちゃごちゃになっている。
素人が見ただけで、老朽化が著しいと分かる線もある」という。
住人のひとりは「こんなことがいつかは起こることは、分かったはずだ」と怒った。

送電会社の広東電網公司の関係者は
「10キロボルトの高圧線1本が接続部分で爆発を起こした。原因は、よく分らない」と述べた。

別の電力専門家は「70センチメートルより深い場所に敷設せねばならない
10キロボルトの高圧線が、地下30センチメートルの場所に敷設されていた」と指摘。
「浅い部分に敷設していると、水分などで絶縁に問題が出やすい」という。
また、「最近、暑い日が続いたことで、事故が起こった原因のひとつだろう」との考えを示した。

広東電網公司は、使えなくなった高圧電線を交換するには時間がかかるとして、
別の回路を使って応急処置をした。周辺地域の停電は、午後5時50分ごろまでに解消した。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0901&f=national_0901_200.shtml

化学薬品販売店が早朝爆発…シャッター吹き飛ばし炎が噴出

2011年8月30日午前5時ごろ
深セン市龍崗区横崗保安村内にある
3階建て住宅ビルの1階にある、化学薬品・機器を売る店舗にて爆発が発生

同ビルの住人は、ぐっすりと寝ていたところ、爆発音で叩き起こされた。
様子を見ようと急いで建物の外に出ると、自分の住む部屋の下の店が燃えていた。
「しばらくすると、店内で再び猛烈な爆発音がして、
シャッターがばらばらになって、外に噴き飛ばされた」という。

店から噴出した炎は、路上駐車していた自動車2台にも、燃え移った。
店舗内に人はいなかった。
2階と3階の住人全員が急いで建物外に逃げた。
住民が避難してから約10分後に消防が到着して消火活動を始めた。
消火活動中も、店内で繰り返し爆発が発生した。

店の経営者や従業員も駆けつけ、爆発の合間を縫っては、危険な薬品を店舗外に運び出した。

あたりには、強烈な化学薬品臭がただよった。
店舗から約100メートル離れた場所でも臭ったという。気分が悪くなった住人もいた。

店経営者は、
気温が高かったので、店内に置いていた化学薬品が爆発炎上したのだろう」と述べた。