乾電池の爆発相次ぐ…ラジオで、時計で、スーパーで

2011年7月
遼寧省瀋陽市在住の馬さんは、
半年ほど前に4個1セットで販売されてた単3タイプの乾電池を購入し、
うち2個をラジオに、2個を壁掛け時計に装着して使っていた。

最初に爆発したのは寝室に置いていたラジオに装着した乾電池のうちの1個で、
電池はラジオから飛び出して、隣の客室の壁にぶつかって穴を開けた。
ラジオも反動で数メートル飛んだという。

19日には、壁掛け時計に装着したラジオが爆発し、写真が時計の下に飛び散った。
「最初の爆発から1カ月もたっていなかった」
大きい音で、妻ともども、腰を抜かしてしまった」という。

表示されていたメーカーの関係者は爆発した電池の残骸や残った電池を鑑定した結果、
「偽物」と説明した。工場出荷時に刻印する番号がないので、同社製品ではありえないという。

19日午前9時半ごろには、広東省深セン市内のスーパーでも、乾電池が爆発した。
女性が子どもを連れて店内を歩いていたところ、
商品棚に置いていた単4タイプの乾電池が爆発した。
黒い粉が飛び散り、2人とも頭からかぶったという。
子どもが軽いけがをしたが、包帯をつける程度ですんだ。

電池に表示されていたメーカーの技術者は
「内部で気体が発生したため。当社の正規品ではありえないことだが、
もう少し詳しく調べて、万一、当社製品だった場合な、責任をとる」と説明した。

2月にも雲南省保山市でおもちゃに装着していた乾電池が爆発、
6歳の児童が負傷する事故が発生している。

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