人工降雨ロケット弾が民家に着弾…屋根突き破り洗面器に命中

2011年7月5日夕方
甘粛省蘭州市西固区の何さんの家にて

夕食を終えて、妻が台所で食器を洗っていると、
屋根を突き破って金属のかたまりが落ちてきた。
金属のかたまりは、
そばに置いていたプラスチック製の洗面器のちょうど中央部分を貫いた。
砲弾のように見えたので、何さんは驚いて警察に通報。
駆けつけた警察官は、軍用の砲弾ではなく、
人工降雨用のロケット弾なので、気象部門に連絡するよう告げた。
何さん宅を訪れた市気象局の職員は、
人工降雨用ロケット弾の残骸(ざんがい)に間違いないと確認。
気象局が何さんに損害賠償金5000元(約6万3000円)の損害賠償を支払うことで決着がついた。
人工降雨用ロケット弾は上空で内容物を散布した後には落下傘が開いてゆっくりと降下させ、
地上に被害を与えない構造になっているが、
火薬の燃焼で落下傘をつけるひもが焼けきれ、速い速度で地上まで落下したとみられる。

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